北朝鮮をめぐって米中関係の再構築?
2006年 10月 20日
Excite エキサイト : 国際ニュース
今回の北朝鮮による核実験は米中関係に重大な変質をもたらしたようだ。従来、中国は北朝鮮をアメリカに対するバッファーとして不可欠な存在と考えてきたが、アメリカとの関係が安定したものである限り、異常な北朝鮮の体制の存在こそが、中国の安全と成長を危うくするとの自覚がうまれた。それが、北の核が日本国内で日米安保体制へのクレディビリティー低下、核武装化を防ぎたいアメリカとの間で合意を生んだのだろうね。
しかし、問題はすでに保有が確認された北の核をどうするのかということだ。結果的に北の核を容認することになれば、日本の一人負けという状況にもなり、この不満から、日米関係安保体制にもひびが入りかねない。北の核が容認された時点で、日本にとってのNPT体制は崩壊したも同じで、非核3原則の意味もなくなる。この、日本の当然な不満を米中はどう払拭するのか、ここが焦点になるかもしれない。
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今回の北朝鮮による核実験は米中関係に重大な変質をもたらしたようだ。従来、中国は北朝鮮をアメリカに対するバッファーとして不可欠な存在と考えてきたが、アメリカとの関係が安定したものである限り、異常な北朝鮮の体制の存在こそが、中国の安全と成長を危うくするとの自覚がうまれた。それが、北の核が日本国内で日米安保体制へのクレディビリティー低下、核武装化を防ぎたいアメリカとの間で合意を生んだのだろうね。
しかし、問題はすでに保有が確認された北の核をどうするのかということだ。結果的に北の核を容認することになれば、日本の一人負けという状況にもなり、この不満から、日米関係安保体制にもひびが入りかねない。北の核が容認された時点で、日本にとってのNPT体制は崩壊したも同じで、非核3原則の意味もなくなる。この、日本の当然な不満を米中はどう払拭するのか、ここが焦点になるかもしれない。
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by citywatch
| 2006-10-20 22:57
| トピックス/時事評論