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by citywatch
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カテゴリ:トピックス/時事評論( 751 )

オリンパス

結局、出てきたのは、ネットが以前から取り上げていた「飛ばし」ストーリーそのまま。ご丁寧に、NHKが当のサイトを紹介する始末。何から何までお粗末の極み。これじゃ、日本の株式市場も浮かばれない。

御用取締役会、監査役は何の機能もせず、監査法人も、めくら判といわれても反論できないだろう。こんな、大雑把な損失隠しのスキームなど、会計士でなくても普通におかしいと思う。それを、でたらめな説明で承認してしまうアホと臆病者ばかりの集団。外部も誰も指摘できない。金融庁や東証もこのレベル。

もちろん、日経を初めとするメディアの敗北でもある。じり貧メディアはもう何もできないことを証明しているようなものだ。プロフェッショナリズムとは無縁の社会だな。
by citywatch | 2011-11-09 07:21 | トピックス/時事評論の記事

日本語出版の危機的状況

Jobsの伝記はキンドルでは、日本円で千円ちょっと。今回読む気になったのも、これだけ安いからだった。上下でミリオン超えになった日本語訳だと4千円弱。これじゃノーチョイスだ。翻訳料もあるから、日本語読者は不利益を甘んじていると思ったが、どうやら翻訳料が問題ではないようだ。

村上春樹の1Q84。日本語では春、夏、冬の3刊で確か、それぞれ2千円、計6千円程度だったと思うが、これがキンドルの翻訳版で千円ちょっとなんだね。ハードカバーだと30ドルちょっと。これでも、今のレートだと相当安いが。翻訳料も入っている。

日本語の出版業界の問題もあるが、マーケットサイズが違い過ぎるのだろう。結果として、日本語では、文献へのアクセスが大幅に制限されている。その差がどんどん広がっている。キンドルやiPadでは、ただ同然で、古典、名著が手に入る。

今回アマゾンは、日本語での電子配信を始めるようだが、どの程度の価格になるのか注目される。シュリンクする日本語での発信を確保するためには、コスト的にも電子化に積極的に対応するしかないだろう。紙だけに頼っていては、発信機会はどんどん減る。もはや、出版業界の問題ではなく、日本語知財をどう守っていくかという根本的な課題だ。
by citywatch | 2011-11-08 07:42 | トピックス/時事評論の記事
小学校でも日本がどうやって生計を立てているか教えていると思うが、いまだにこの馬鹿騒ぎ。組織防衛のためにしゃかりになる農協が反対一辺倒なのは、彼等の唯一の仕事。かつては米価、その後は開放反対。休養十分だ。しかし、一緒になって、何のまともな理屈もなく、ぎゃあぎゃあ言ってる奴らはどうしょうもない。

Steve Jobsの伝記では、reality distortionという言葉がキーワードになっていた。Jobsは、他人には不合理に見える主張を、その圧倒的な創造力と異常なまでの熱情で、現実化した。realityがJobsの側にあることを、自ら証明したのである。

日本の農業保護論もreality distortionという点では申し分ない。だが、それだけだ。何の創造力もなく、前向きの情熱もない。どこまで行ってもdistortionで終わっている。あるのは目先の利権への嗅覚だけだ。

日本としては、そもそも、PTTに参加するかどうかの決断で追い込まれていること自体がお粗末な状況と言える。本来、先頭集団にあって、他国を先導し国際間の通商ルールを作る側に回っているべき役周りなんだが、今や先頭集団に置いていかれ、どんどん引き離されている。「議論が十分ではない」と言ってる奴らは何をしてたんだ?

一体何を教え学んできたんだろうか。いまだにものを知らない、まじめな攘夷論者が多いからな。しかし、国際政治でreality distortionが長期的に機能することはない。じり貧のメディアはますます臆病になり、まともな主張ができない。

繰り返しになるが、日本農業のreality distortionは以下の通り。

日本の農業は製造業が食わせている。この逆ではない。市場開放と日本農業の衰退とは全く関係ない。製造業者が日本で生産できなくなるときは、日本の地方も農業も壊滅する。


日本に農業で生計を立てている農家は、公表数字よりはるかに少ない。

これまでの日本の農業関連政府支出は、突出して世界一だが、多くは日本独自の農業土木へ。
食糧安保論と市場開放も全く関係ない。カロリーベース自給率は、日本の地勢、人口をそのまま置き換えただけでのでたらめ。
by citywatch | 2011-11-07 08:06 | トピックス/時事評論の記事

Steve Jobs読了

結構時間がかかった。10日か。キンドルだとボリュームがよく分からないが、結構な分量にはなっているはずだ。最後は写真、出典、索引がどさっとついている。日本語訳では省略されているんだろうが。

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写真は、敬意を表してkindleではなく、iPad2で。

ジョブズの言動のひとつひとつが、メッセージ性が高いし、刺激的。ショックを受ける者も多いだろう。具体的には、技術の分からない経営のプロへ攻撃。チャンスはあったが、活かせなかった例として何度も登場するSONYなどはどう思うのかね。

日本絡みでは、禅、京都、寿司はこの伝記での勝ち組だね。
by citywatch | 2011-11-05 13:01 | トピックス/時事評論

Steve Jobs

アマゾン キンドルでジョブズの伝記を読みはじめた。いや、面白い。伝記作家がいいんだろうね。

教育論としても示唆的だ。昨今のお受験などとは対極にある。しかし、アメリカだね。高校の段階で、我々の大学生活の遥かに先を行っている。日本では有り得ない周囲を含めた教育環境。大学からでは遅すぎる。
by citywatch | 2011-10-26 08:26 | トピックス/時事評論の記事

オリンパス

ひどいね。こんな取引をやっていて、監査法人を含めて、お咎めなしじゃ。エンロン事件以来の内部統制、JーSOXも何だったんだということになる。

日経OBの編集人がやっているFACTAという雑誌じゃ何ヶ月も前から告発記事を書いていたが、主要媒体は黙殺。全く機能していない。原発や菅内閣バッシングには執着するものの目先の広告収入には弱いということか。特徴的な製品で存在感を示してきたオリンパスだけに一般社員も被害者だ。可哀相だが、こんなでたらめな経営をやっていたんじゃ、単独での生き残りは難しくなりそうだ。
by citywatch | 2011-10-21 07:23 | トピックス/時事評論

倒錯した農業保護論議

TPP参加を巡って、恒例の農業保護論だ。論理なき出鱈目な農業保護論が、かれこれ50年も続いている。米の自由化騒動からも20年。全く進歩がない。

倒錯の極みが、食糧自給率論。農水省公認のカロリーベース自給率。日本の自給率は世界最低レベルにありこれ以上下げる訳にはいかない。農産物自由化を阻止すべしという。しかし、複雑な計算方式などしなくてもカロリーベース自給率の本質はわかる。各国の農地面積と人口を比較すればよい。今時、単位当たり収穫量は、同じものを作っていれば、どこもそれほど変わらない。

要するに、日本のカロリー当たり自給率が低いのは、狭い島国、山がちで農地に適した土地がない、一方で人口規模は大きいという、日本列島数千年来の自明の真理を言い換えただけだ。この自給率を上げたければ、人口を減らすか、食う量(カロリー摂取)を減らすしかない。一方、限られた農地で生産性を上げることは、日本の農業関係者がもっともやりたくないことだろう。(もっとも収穫量でなく金額でいけば、日本のコメの生産性はずば抜けて高いかもしれない)

まともなロジックでは、何ともならないから、すぐに文化論、環境、雇用の話にすり替える。これを馬鹿な雷同者が追随する。しかし、誰もが認識すべき事実は、日本の農業は日本の製造業が支えているということだ。保護論者は農家、農家というが、本当の農家はこのうち一割もいるかどうか。一般的な米農家など全収入のどれだけが米によるものか。円高などで、近くの工場ななくなれば一家の収入の大部分が喪失する。

ところで、カロリーベース自給率のアップに畜産は貢献していない。主たるエサが輸入だからだ。国産の肉も、卵も輸入飼料がなければ成立しない。もっと言えば、肥料も農薬も原材料は輸入。バーチャルな農業論は亡国の選択でしかない。

農村出身政治家の過剰代表もあって、日本ほど農業政策にカネを使ってきた国はない。それにも拘わらず農家一戸当たり面積すなわち収入は先進国の最低だろう。結果的にもいわゆる日本の農政ほどの愚策は世界の歴史でも稀有じゃないか。農水省の功罪はあまりにも明白。解体どころじゃない。
by citywatch | 2011-10-12 08:12 | トピックス/時事評論
10月10日、百周年を迎えた辛亥革命、中華民国建国の日。孫文ゆかりの中華学院での式典も例年以上に盛況に見えた。
by citywatch | 2011-10-11 17:40 | トピックス/時事評論の記事

野田政権

結局、日本型コンセンサス社会では野田のようなスタイルが一番成功しやすいのか?興味のあるところだ。

民主党内のマニフェスト見直しの是非論も一見政策選択のようではあるが、実際には、非主流派(小沢、鳩山)による主流派(菅)攻撃の一環でしかなく、前提となる主流、非主流が崩れれば意味をなくす程度の話だろう。

小沢が首相候補に推した輿石を幹事長に。こんなじいさんを首相候補にと画策するのも国益を無視した私利私欲の極致だが、その輿石をあえて幹事長に据える。しかも、あのどじょう話が布石にあるというから驚きだ。野田は思った以上に深謀遠慮の策士なのかね。小沢問題でぐだぐだするくらいなら、両刃であることを承知で予想以上の厚遇で抱き込む作戦か。ある意味党は勝手にやってくれという感じか。

奏功するかどうかは、国民をどこまで味方にできるかだ。時間とともに解散総選挙の影がちらつく。選挙の顔として、野田なら勝てると思わせることができれば、一年後の再選も安泰。そこで、一挙に自前の選挙向け人材登用をやって勝負をかけるというのがベストシナリオか。

政治に限らず、ビジネスでも曖昧さのつきまとう日本型意思決定プロセスの一つの手法として注目するとしよう。
by citywatch | 2011-08-31 07:37 | トピックス/時事評論の記事
増税に安易なものなどない。もはや、節約だけで財政再建が無理なことは自明。一年遅らせれば、解決は二年、三年先延びになる。十年以上成長が先と言い続け、財政を肥大化させたが、成長は戻らなかったできなかった。まだましな、アメリカの方がよっぽど真剣に取り組んでいる。「安易な増税回避」論は「安易な農業保護論」と同様、麻薬みたいに国を蝕んでいる。
by citywatch | 2011-08-15 08:07 | トピックス/時事評論の記事