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北朝鮮制裁、各国それぞれの思惑と事情

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失敗説も出て、緊迫感が大分薄れてきたようだ。しかし、各国のスタンスもはっきりしてきた。そこで、浮き彫りになるのは、主要関係国の温度差だ。北が、核保有国になって最大の脅威を受けるのは日本だから、日本が、怒りをもっても先鋭的に対応するのは妥当だ。アメリカは、日本の怒りをしっかり受け止めないといけない立場にある。アメリカが日本と共にあり、日米安保が有効に働いていることを示す必要がある。北朝鮮の日本に対する恫喝を阻止するとともに、日本の軍事大国化、核の選択を封じNPTを堅持するためだ。

中国について、識者の判断もずいぶん甘い。。過去の経緯や中朝関係を特別視するあまり、中国の真意を汲み取っていない。「中朝は軍事同盟に基づいた、血盟の関係で見捨てることはありえない。北朝鮮が崩壊して、隣国にアメリカ軍が駐在することを認めない」と20年前と同じ理屈で説明する。しかし、北の核は、インドやパキスタンの核よりも中国にとって危険なものだ。同じように国境を接しているといっても、状況は大いに異なる。北朝鮮は北京をはじめとする中国北部の主要都市に極めて近く、北朝鮮の国境から500km以内に数億人が住んでいる。北の核は、中国の安全保障上、危険極まりない代物なのだ。北朝鮮は核保有をアメリカに対する抑止力といっているが、中国に対してのものにもなりうる。そして、中国もそのことは分かっている。
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弱みは見せたくないだろうが、中国の本音は、北の核は絶対に認めたくない。そして、阻止できるとしたら、今しかないと考えているはずだ。表面的にはアメリカに強硬策を抑制しているが、なんとか、核を放棄させたいはずだ。アメリカに特使を送って、米中で朝鮮半島の将来について、突っ込んだ話をするのだろう。まず、北の核のレベルについて、双方の分析評価を交換し、それをもとに、制裁を体制崩壊につなげるステップにすることで合意を見るかもしれない。その場合、中国が許容できるレベルと、これに対するアメリカの支援もポイントになるだろう。いずれにせよ、かなり生々しい話になるはずだし、そうでなければ、制裁も機能しない。

米中間で、朝鮮半島の将来を見据えた話が進行する一方で、相変わらず韓国の反応は鈍い。当事者としての意識がここまで欠落しているとは驚きだ。この期に及んで、太陽政策の転換にも躊躇するありさま。これを見て、ますます、中国は警戒感を強めるのだろう。そして、朝鮮半島の核は、統一前も、どのような形の統一後も中国のためにならないと再認識する。ようやく、日本と同じ土俵に立つわけだ。

昨日も書いたと思うが、この一週間が、きわめて重要なターニングポイントだ。中国が、形式やメンツではなく、本音で、アプローチすれば、事態は好転する。この件では、日米は、中国の真意を理解し、これを支援すべきだ。

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by citywatch | 2006-10-12 22:17 | トピックス/時事評論