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夕張市破綻の本質 誰のための偽装と自転車操業自治

Excite エキサイト : 社会ニュース

まあこんなことでしょう。市財政の破綻により600億円を越える負債を抱えて、財政再建団体申請を行なうことになった夕張市。それにしても、こんな危機的な自治体にあっても、役人の既得権益保持と横並び意識はすざましい。組織的犯罪を犯してまでも、自分たちの取り分は確保するということか。

夕張市の場合、炭鉱閉山にともなう人口の大量流出という事情が、すべての遠因にあることは分かるが、炭鉱の衰退は、1960年代に始まっている。完全閉山後も、産炭地域振興臨時措置法など、それなりの支援も得ていたはずだ。1980年前後に、訪ねたことがあったがそのときも、炭鉱はもはやビジネスでなく石炭博物館などへの観光化が進んでいた。

結局、財政収入が縮小する中でも、まず、身内の雇用と収入保全。そのためには、実現不可能でも、補助金がつくプロジェクトをじゃんじゃん持ってくる。身内に甘いから、周辺にも甘くなる。夕張市のケースは極端にしても、何処にも同じような実情があるんだろうね。過去何十年間にわたって、地方振興策としてどれだけの資金が投入されたことか。そして、いまなお、地方は疲弊しているという。もうそろそろ、幻想としての地方振興、インフラ整備信仰はやめるべきだ。

日本の総人口そのものが減少する時代に、地方の人口減少をストップさせることはできない。どこの地方都市も、東京からの近さ、アクセスのよさばかりをうたい文句にする。そのために、「新幹線の整備を、高速道路建設だ、空港だ」とインフラ作りを進めてきた。しかし、いったん出来上がってしまうと、地元でも笑い話のネタにしかならない、利用率の低さ。企業会計の問題がクローズアップされることが多い昨今だが、民間企業よりも国や自治体の公会計は一層厳格であるべきなのが当たり前にもかかわらず、日本ではそうなっていない。メチャクチャ。役人は間違えないはずという幼稚な幻想は未だに続いている。

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by citywatch | 2006-07-01 12:48 | トピックス/時事評論