全国の都市情報と意見交換のブログです。日本の街をもっと楽しく、もっと美しく!


by citywatch
カレンダー
S M T W T F S
1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30

韓国大統領に欠けている視点

以下の記事は、2005年6月に、他のところに書いたものの再録です。状況は、変わっていないばかりか、悪化するばかりです。

それにしても、韓国側は、すでに竹島を実行支配(実効支配に合法、不法は関係ない)している。日本側は、これには、納得していないが、なお日韓友好、韓流ブームで応えているのが実情。日本が憲法的にも、平和的な解決以外に手段を持たないことが分かっていながら、島のためなら、日本との関係はどうなってもよいとの主張には唖然とさせられる。この大統領は、一言で言って、(本来の意味で)ナイーブ。メンタルに弱すぎて危険だ。

《永遠の隣国韓国へのアドバイス》 2005年6月21日

半年ぶりの日韓会談は、(予定通り)何も新味のないものに終わった。互いにマイナスポイントは避けたいが、会談をしたという実績だけは残したいという思惑からだ。

昔は、「日帝支配35年」というスローガンをよく聞いたが、戦後(韓国にとっては解放後)すでに60年が経過している。いまや韓国もGDPでは世界のトップ10だし、サムソン、ヒュンダイなど優良企業も多い先進工業国家に成長した。サッカーを含めスポーツでも存在感を示している。国が分断されている中での偉業であり、もっと評価されてもいい。要するに韓国はよくやっているのだ。

さて、ギクシャクする日韓関係だが、感情論あるいは善悪論とは別に、韓国の国益を追求するためには、次のような対日基本認識が必要ではないか。

①《友好的な日本の存在を軽く考えるな》
あからさまな反日感情を見せ付けられ、日本との関係はどうなってもいいのかと疑いたくなるが、実のところ韓国、あるいは南北統一コリアが誕生しても、友好的な日本が存在しなければその安全保障の確保、経済発展も極めて困難という地政学的制約は変わらない。自由な海洋アクセスができなければ自由主義体制の維持、経済発展のベースが根底から揺らぐことになる。

日本ではなく、韓国にとって日本の存在が生命線であることがどこまで認識されているのか。韓国に友好的で妥協的な日本が当然の前提のように、考えるのはやめた方がいい。南北が対立している間は在韓米軍の駐留も意味があったろうが、統一されれば、中国との関係もあり米軍は撤兵することになる。これまで日韓ともアメリカとの軍事同盟条約のもとに、アメリカが接着剤になってきた経緯があるが、今後日韓両軍の関係も緊張をはらんだものになる可能性もでてくる。

友好的な日本の存在をあまり、安易に考えず、これを貴重な資産と考えて対応するならより大きな利益が得られるはずだ。韓国が成長したといっても、日本の国力は10倍以上ある。(これに対し、日米間の差は2倍でしかないのに、これだけの依存関係)どう考えても韓国側に対日戦略の欠如を感じる。

②《歴史問題で中韓は同列できない》
日本に対する歴史問題で韓国・朝鮮が中国と同じレベルで日本を批判することは論理的ではない。中国は日本と戦って勝利した主要な戦勝国(連合国)であるのに対し、韓国・朝鮮はそうではない。不幸かつ不本意であったにしても、韓国・朝鮮は大日本帝国の版図の一部であり、その住民は日本軍の一翼を担っていた。少なくとも、被害者だけの立場ではない。一般的に、中国・韓国による日本の歴史認識批判といわれるが、本質は大いに異なる。戦勝国中国が日本に求める歴史認識の根本は、日本が中国に対し無謀な戦争をしかけ、これに敗北したこと。敗北において、連合国が課した日本への条件(ターム)を遵守しろということ。

一方、戦勝国ではない(戦勝国としての地位をアピールしたようだが)韓国の立場は強固ではなく、より広範な「被害者・加害者論に立った歴史認識」を求め、これを梃子にすることで、自らの不本意な過去のすべてを「加害国」日本の責任問題に帰着させることでしか、名誉を回復できないと考えているようだ。韓国との歴史問題では、(1)歴史の老舗である中国以上に「歴史の記述」あるいは「名誉ある歴史」にこだわる韓国・朝鮮という要因と、(2)「歴史認識」という打ち出の小槌によって領土問題や統一後の復興支援など、現実における国益確保につなげたいという意図がみてとれる。

③《統一へのプロセス、統一後も不可欠な日本の支援》
統一に向けても日本の支援は中核的な存在になる。韓国側こそ知恵を使わないとナショナリズムが高まる日本との関係は好転しない。これまでのように、日本の加害者意識だけに訴えていても進展はない。日本の存在を積極的に評価し、これを活用する日本学がもっとあってもよいと思うのだが。政府が、求心力を高めるためとはいえ、必要以上に敵対心をあおっているあいだは、事態が改善しそうもない。統一を念頭に置き、そのスムーズな統合、発展での支援・協力、さらに、超大国中国、ロシアに囲まれた地勢学的ポジションを考えれば、リッチで一番話を聞いてもらえる隣国日本の存在は貴重で、かけがえのないものだという認識が、なぜないのが不思議だ。ぜひ、大事なものを失わないようにしてもらいたいね。

人気blogランキング
by citywatch | 2006-04-26 14:42 | トピックス/時事評論