三菱トレーラー脱輪事故 横浜地裁判決
2006年 04月 18日
本日、横浜地裁において、三菱自動車製大型トレーラーの車輪脱落で母子3人が死傷した2002年の事故をめぐって、遺族が三菱自動車と国に1億6550万円の損害賠償を求めた訴訟の判決があった。判決では、三菱自動車に計550万円の慰謝料などの支払いを命じたものの、「加害行為の再発防止」を理由とした懲罰的損害賠償は認めず、国の過失も認めなかった。
最近は、裁判所で重要な判決が相次いで出されているが、今回の件では、三菱側には、同様な脱輪事故が繰り返し起こっているなど、事故防止への取り組みに大きな問題があり、懲罰的損害賠償が認められるか注目されていた。それが、わずかに550万円ということになった。アメリカなどでは、加害者側企業の落ち度が悪質で、かつ不誠実な対応と認定された場合、punitive damegeとして、通常の3倍もの制裁金が課されることが頻発している現状とは大違い。大変に保守的すぎる判決で、とても評価できない。
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最近は、裁判所で重要な判決が相次いで出されているが、今回の件では、三菱側には、同様な脱輪事故が繰り返し起こっているなど、事故防止への取り組みに大きな問題があり、懲罰的損害賠償が認められるか注目されていた。それが、わずかに550万円ということになった。アメリカなどでは、加害者側企業の落ち度が悪質で、かつ不誠実な対応と認定された場合、punitive damegeとして、通常の3倍もの制裁金が課されることが頻発している現状とは大違い。大変に保守的すぎる判決で、とても評価できない。
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by citywatch
| 2006-04-18 15:09
| トピックス/時事評論