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繰り返される尊農攘夷の愚

小学校でも日本がどうやって生計を立てているか教えていると思うが、いまだにこの馬鹿騒ぎ。組織防衛のためにしゃかりになる農協が反対一辺倒なのは、彼等の唯一の仕事。かつては米価、その後は開放反対。休養十分だ。しかし、一緒になって、何のまともな理屈もなく、ぎゃあぎゃあ言ってる奴らはどうしょうもない。

Steve Jobsの伝記では、reality distortionという言葉がキーワードになっていた。Jobsは、他人には不合理に見える主張を、その圧倒的な創造力と異常なまでの熱情で、現実化した。realityがJobsの側にあることを、自ら証明したのである。

日本の農業保護論もreality distortionという点では申し分ない。だが、それだけだ。何の創造力もなく、前向きの情熱もない。どこまで行ってもdistortionで終わっている。あるのは目先の利権への嗅覚だけだ。

日本としては、そもそも、PTTに参加するかどうかの決断で追い込まれていること自体がお粗末な状況と言える。本来、先頭集団にあって、他国を先導し国際間の通商ルールを作る側に回っているべき役周りなんだが、今や先頭集団に置いていかれ、どんどん引き離されている。「議論が十分ではない」と言ってる奴らは何をしてたんだ?

一体何を教え学んできたんだろうか。いまだにものを知らない、まじめな攘夷論者が多いからな。しかし、国際政治でreality distortionが長期的に機能することはない。じり貧のメディアはますます臆病になり、まともな主張ができない。

繰り返しになるが、日本農業のreality distortionは以下の通り。

日本の農業は製造業が食わせている。この逆ではない。市場開放と日本農業の衰退とは全く関係ない。製造業者が日本で生産できなくなるときは、日本の地方も農業も壊滅する。


日本に農業で生計を立てている農家は、公表数字よりはるかに少ない。

これまでの日本の農業関連政府支出は、突出して世界一だが、多くは日本独自の農業土木へ。
食糧安保論と市場開放も全く関係ない。カロリーベース自給率は、日本の地勢、人口をそのまま置き換えただけでのでたらめ。
by citywatch | 2011-11-07 08:06 | トピックス/時事評論の記事