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国際秩序の大転換

IMFも中国を手なずけることはできないようだ。中国は新しい秩序(order)を求めている。日本が、基本的に欧米のルールの土俵にのって、そのルールに不満を言いながらも、これを利用する形で成長してきたのに対して、中国はすべてのルールに従うわけではないことを鮮明にしている。欧米のルールが究極的には、欧米の利益追求を意図したものであると理解しているからだ。

それにしても、巨大市場が動き出すエネルギーの大きさを我々は目撃している。アメリカが主導する人民元の上昇が進めば、中国のGDPは瞬く間に日本を置き去りにし、アメリカのそれに迫るだろうし、抜き去るのもあと5年かかるかどうか。

世界で一番、鉄をつくり、自動車を買う国が世界一の経済大国であるかつての常識からみればすでに、チャイナアズNo.1といっておかしくない。そこで、影響が及ぶのがアメリカ中心の世界秩序だ。オバマ政権の外交政策が影が薄いから余計際立つのだが、軍事力、経済力、政治/文化影響力などで圧倒的なポジションを維持してきたアメリカも、そのピークは過ぎた。いわゆるパックスアメリカーナは、ちょうど100年続いたことになる。

アメリカは、自国の巨大市場を餌に、また鞭にして他国に譲歩を迫って来たが、少なくともその効果が薄れてきている。一方、中国はその巨大市場をアメリカ政府よりずっと政治目的遂行のために使うことができる。民間企業には厳しい対応となるね。

そんなアメリカに日本はどこまで頼り続けることになるのか、またできるのか。中国との関係が悪くなって、それやはり日米安保だ、東南アジア、インドと中国包囲網だと騒いでも、中国は超大国。交渉カードは山とある。気持ちのレベルはそれとして、現状を正確に見ないとね。

中国の外交戦略は、ちょっと前までは、時間稼ぎが主目的だったが、そろそろ期が熟しつつあるとの判断か。中国は新参者ではない。その歴史を通じてほとんど世界一の経済パワーであり、文化大国でもあった。東の正横綱としての自負もあるだろう。戦前日本が東のチャンピオンを自認して西と対決し大敗。
by citywatch | 2010-10-12 08:07 | トピックス/時事評論