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それにしても進歩のない日本の政党政治

今回の民主党代表選挙は、まるで過去の自民党総裁選挙を見る思いだ。以前の自民党は、政権交代の可能性すらない状況で、党内派閥抗争が政権争いに代位していた。融通無碍に総裁任期を3年にしたり2年にしたり。政党政治の本家イギリスなどではありえない、政権与党における党首選挙。首相を政党の論理、いや派閥の多数派工作で、総選挙結果と関係なくクビにする。これは、現代社会における実質的クーデターを意味する。

民主党は政権獲得から一年でその域に達しているのか。それにしても全く同じことをやっている。まあメンバーもそれほど変わらないし、先日発表された自民党執行部の顔ぶれをみれば緊張感もなくなるのはやむを得ないか。これは、日本の政治風土か、制度的欠陥か。

そこで思い出したのが、20年以上前に書いた単行本。パラパラとめくってみると、今と同じことが書いある。これは、自分が成長していないのか、日本の政党政治が進歩していないのか。

ちなみに、この本の主張は「日本で政権交代がないのは、突き詰めれば、議院内閣制でありながら中選挙区制という、政党政治という観点からは曖昧な選挙制度を採用しているからだ」という点にあった。その後すったもんだの末、完全ではないが小選挙区制を中心にした選挙制度となり、政権交代も実現した。これは、大きな一歩に思えたのだが。

自民党も民主党も議会政治の勉強と称してイギリスを度々訪問しているが、大した理解には至っていないのは明白。どちらも目先のポストが欲しい。結果として、候補者は全員総理大臣にとりあえずなれる。いわゆるたらい回し状態。そのためには、党首任期は短い方がよく、足を引っ張る口実が多いほどよい。参院選は格好のネタ。負けた方が好都合という与党議員も多いだろう。

2年ごとの党首選挙があって、3年ごとに参院選。もちろん、内閣支持率は毎月発表される。
現代の議院内閣制度は政党政治に依拠せざるを得ず、上手く機能するためには政党自身のルールも政党政治の原理を反映する必要がある。しかし、肝心の党首の地位がこんなに不安定ではね。とりあえず、一度はなってみたい連中にはこれでいいんだろう。佐藤、中曽根、小泉以外は、「なってみました総理」だったな。「結構簡単に総理になれた」と述懐しているかもしれない。

今回小沢は後がないということで、命懸けでやっているようだが、本来権力闘争というものは、勝った方が総取りで負けた方は、即、退場。二度と出てこれないくらいの厳しさがなければならない。挙党体制というのは最大の欺瞞。それが、民主党は同じメンバーでグルグルまわしいている。あいつがなって俺がならないのは許せん程度なんだね。代表選挙の後、少なくとも鳩山、菅、小沢のうち二人は退場してもらわないとね。

しかし、こっちも進歩がない。
by citywatch | 2010-09-13 08:28 | トピックス/時事評論