全国の都市情報と意見交換のブログです。日本の街をもっと楽しく、もっと美しく!


by citywatch
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31

これで幕引き?週刊新潮の無節操というより哀れ

週刊新潮を買うのは、例のガセネタ手記が連載された最初の2冊に続いて。本当は腹が立って買いたくなんかないが、立ち読みできる分量じゃないそうだからしゃあない。もちろん新潮に対する怒りは増す。

さて、朝刊の雑誌広告でも意外に感じたが、その被害者意識に満ち満ちたタイトルの釈明記事は、ダラダラと冗長な経緯の説明ばかりが続く。誰もこんなことには関心がないんだがね。このあたりは例のガセネタ記事と全く同じ。引っ張るだけ引っ張る。挙句の果てに、「今回の失態は新潮側に悪意がなく、能力不足ではあったが、信憑性を確保する努力はした。出版まで手順的には問題がなかったし、新潮も被害者だ。これで勘弁してくれ」という。
f0035016_792133.jpg

驚くのは、ガセネタ掲載を4回に分けたこともそうだったが、今回も謝罪というより、騙された顛末をネタにして販売部数に繋げようとする意図が、ありありと感じられることだ。他人のスキャンダルだけでなく自らのスキャンダルも飯の種というわけか。今回の不始末は、編集責任を越えて経営レベルの責任問題だが、週刊新潮の取材に甘さがあったという点に問題を帰着させて経営への波及を防ぎたいという、経営者の逃げ腰も見て取れる。

経営側が編集長である早川に「お前の蒔いた種だから自分で始末しろ。ガセネタの提供者にも金がかかっているからできるだけ回収しろ」と命じて、早川が考えた末の曖昧釈明なんだろうね。早川は明らかに編集責任者としてレベルが低いが、気になるのは新潮の経営状態だ。こんな世間の常識から掛け離れた責任の取り方しかできないほどじり貧なのか。

そもそも、好きでもない週刊新潮を買ったのは朝日新聞襲撃事件が極めて重大な事件であるにも関わらず、迷宮入りしているからだ。その実行犯が証言するとなれば無視はできない。しかし、被害者は朝日新聞だ。朝日にもあらゆる種類の情報は入っている。ガセネタ記事にも朝日の記者が登場する。誰もが直感的に思う疑問に対して何の有効な回答もない。結局、報道でなくフィクションだった。事件がメディアに対する挑戦だっただけに、報道よりも商業主義に走った新潮の無節操には失望以外にない。

今回の釈明文の末尾には、週刊新潮の編集長が交替し、新編集長のもと、ひるまずに雑誌を続けると結んでいる。これが言いたかったんだろうね。呆れた。大嫌いな「品格」という言葉を広めたのは新潮だったと記憶している。品格の疑わしい奴ほど品格を論じたがるという持論の正しさがまた証明された。もはや週刊新潮は報道メディアではありえないが、新潮社という出版社そのものも地に落ちたというべきだな。
by citywatch | 2009-04-16 08:19 | トピックス/時事評論