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by citywatch
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遅まきながら2009年を見通してみると(2)

午前に続いて、その2.
その1では、だらだらと書いたものの、つまるところ、世界経済に関しては、先行きが見えないという結論でしかないというところか。

ただし、一方で、徐々にはっきりしてきたこともある。
アメリカの一極支配の構造はほぼ終わりが見えた。圧倒的な軍事力とドルがそのベースだが、世界各国との間には、血(移民)や大学(留学)でつながった人的なつながりもあり、きわめてユニークなポジションを保持してきた。もちろん、アメリカは今後とも超大国で、文化的にも特別なメッセージを持ち続ける存在でありつづけるだろうが、ソ連崩壊以後の一極支配は維持できない。そして、そのことは誰にとっても、よりハッピーな状況をもたらすということを意味してはいない。

とりわけ、アメリカしか見てこなかった日本にとっては、アメリカが抜きん出て強いということは好都合であった。この構造が崩れると面倒なことになる。アメリカ追従と批判をされ続けてきた日本外交だが、これに変わるどんな選択していけばいいのか。アメリカの影響力の後退は、いずれ必然的に新たな秩序を生み出すことになるだろうが、この秩序作りで、自国利益を追求しつつ、積極的に参画していけるのか。隣国との関係をうまく整理して進めていかないと、日本にとっては、より苦痛が多くて、悪くすると孤立の道につながりかねない憂鬱がある。

新時代に移行しつつあるアメリカとオバマ政権にとっても中東情勢は第一関門になった。今も続くイスラエル軍によるガザ地区への軍事侵攻は誰にとっても支持できるものではない。これまでアメリカでは、どんな状況でもイスラエル支持が国民的コンセンサスであって、これに対する反論は封印、あるいは自主規制されてきた経緯がある。こうした状況が、アメリカの軍事経済力の相対的低下、そしてユダヤ人が影響力を持ってきた金融機関の破綻状況の中でどこまでアメリカ社会で受け入れられるのか。イスラエル側もこのあたりを見越して、短期決着前提のガザ侵攻だろうが成功する保証はない。オバマ政権にとっては、外交でも対応を間違えることのできない難問が続く。

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by citywatch | 2009-01-12 13:27 | トピックス/時事評論